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zoom RSS 『犬のしっぽを撫でながら』 小川洋子

<<   作成日時 : 2006/08/19 23:57   >>

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今日は昨日のリベンジで羽村を目指そうと思っていたのです。
でも、小川洋子さん『犬のしっぽを撫でながら』を読んでいたら、
ついつい出発しそびれてしまいました。

やむを得ず、駒澤公園へ。
でも、行ってから思い出したんですが、今日は土曜日。
あまりの人出に、満足に走ることができません。
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結局多摩サイへ。
時間が遅くなって、浴衣の人たちも出てきていたので、
上流は諦めて下流へ少々走って、本日の走行は終わり。

帰ってからは『犬のしっぽを撫でながら』を読了。

小川洋子さんのエッセイ集です。

よかったです。
『博士の愛した数式』の次に好きかもしれません。

内容は大きく五つに分けられているのですが、
最初の『数の不思議に魅せられて』はそれこそ『博士の愛した数式』に関連した内容で、
藤原正彦さんとの対談『世にも美しい数学入門』を読んだときにも思ったのだけれど、
数学の教科書がこういう本だったら、
数学の先生がこんなふうに数学の美しさを熱心に語ってくれたら、
きっと数学好きになっていただろうなぁ、と思います。

『アンネ・フランクへの旅』は『アンネの日記』の舞台を訪ねた旅にまつわるエッセイで、
中に生き残った人々の罪の意識−なぜあの子が死んで自分は生き残ってしまったのか−という話があって、これはつらい話でした。
悪いのはヒトラーなりナチスなりであって、生き残った人は何も悪くないのに、
死んだ人のことを思うと自分自身に対しても怒りの矛先を向けなければいられない−そんな心の働きが痛いほど伝わってくるようなエピソードでした。

そんな話の後で、ホッとさせてくれたのが『犬や野球に振りまわされて』。
犬はともかく、阪神ファンの心理は笑わせてくれました。
と同時に、あぁ、だから博士も阪神ファンだったんだなぁ、と腑に落ちました。

この話に限らず、『ミーナの行進』が岡山と神戸を舞台にしていたのも、
『偶然の祝福』に収録されていた短編の多くも、
かなり小川さん自身の生活が下敷きにされていたのだということもわかって、
小説の背景に触れたような気がしてうれしい一冊でした。

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本日の走行距離【46.2】km

犬のしっぽを撫でながら
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