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zoom RSS 『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』 ランス・アームストロング

<<   作成日時 : 2006/09/22 22:29   >>

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遅ればせながら、やっと読んだ、という感じです。
自転車乗りならみんな読んでそうな本です。
これもUさんにお借りしました。

先日読んだ『風に桜の舞う道で』は2001年の作品でしたが、
内容的には結構時代を感じさせるものがありました。
でも、本書はさらに古い2000年に書かれたものであるにも関わらず、
少しも古さを感じさせません。
もちろん、小説との違いはあるのでしょうが、それよりも癌との闘い、自分との闘いというのが時代を超えた普遍のテーマであるという点が大きいように思われます。

現代は“It's not about the bike”(自転車についての話じゃない)だそうで、
確かに本書の半分以上は癌との闘いを描いたものです。
でも、ランス自身が記しているとおり、自転車レースと癌との闘いには似ているところがあり、
闘病生活を描いた部分とレースの描写とでは、イメージが重なる面もかなりあるように思います。

原文がそうなのか、訳が上手いのかはわかりませんが、短文をテンポ良く連ねた書き方で、
レースのスピード感も伝わってくるし、とても読みやすい本でした。

一番印象に残ったのは、癌から生還して癌基金を始めようとしている部分。
「当時の僕にとっては、癌を生き抜いたということが一番重要なことであり、運動選手であることは二の次だった。(中略)僕たちは、富、狭い視野、エリート意識によって、世間と隔絶しているのだ。しかし、運動選手であることの良い点、僕たちが社会にできる働きの一つは、人間の力でここまでできる、という可能性を示すことができることだ。」
“世間と隔絶している”ように思われる一部のプロ野球選手などに読んでもらいたいものです。

本書の後書きの時点で、ランス・アームストロングはツール・ド・フランス2連覇、
その後記録を7連覇にまで伸ばして昨年引退したわけですが、
ランスが引退し、王者不在の戦国時代を迎えた今年のツールが、
あのようなドーピング騒ぎのうちに後味の悪いものとなってしまったのは、
本当に残念なことでした。

来年のツールでは、薬物の力ではなく、人間の持つ力の素晴らしさ(“人間の力でここまでできる”)を見せてもらいたいものだと思います。

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今日は自転車とランニングと、両方できました。
本日の走行距離【21.1】km
本日のラン 6.21km

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