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zoom RSS 『男たちは北へ』 風間一輝

<<   作成日時 : 2008/12/18 21:51   >>

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最近はガソリン価格も落ち着いてきましたが、ほんの少し前はリッター180円を超えていて、そんな時節柄か、『本の雑誌』11月号では『車を捨てよ、本を読もう!』という特集が組まれ、鉄道本などと並んで“自転車小説十傑”が紹介されていました。

そこで紹介されていたのは、
「サクリファイス」近藤史江
「銀輪の覇者」斉藤純
「セカンド・ウィンドT」川西蘭
「男たちは北へ」風間一輝
「自転車少年記」「自転車少年記 あの風の中へ」竹内真
「奇跡の自転車」ロン・マクラーティ
「丘の上の小さな街で」白鳥和也
「第三の警官」ティム・オブライエン
「名月珠」石川淳
「自転車」志賀直哉
の10作品。

このうち「サクリファイス」「銀輪の覇者」「セカンド・ウィンド」「自転車少年記」「丘の上の小さな街で」は既読。
「奇跡の自転車」は挫折中。

ということで、今回は風間一輝さんの『男たちは北へ』を読んでみました。

画像


いわゆる“ロード・ノベル”というものらしいです。
そう言えば同じく“ロード・ノベル”である『走ル』を読んだときに、どこかで書名を見かけたような気がします。

1989年発行ですから、もう20年近く前の本ですね。
最初の3ページを読んだだけでも、“黒い電話”が出てきたり、“いわゆるコンビニエンス・ストア”が出てきたり、と古臭さが満点。
そうか、コンビニって25年くらい前から見かけるようになったんですよね。

『走ル』の主人公の少年は何故走っているのかよくわからず、走りの描写も響くものが無くて、正直あまり感情移入することができませんでした。

本書の主人公・桐沢の走る理由もまた漠然としてはいるのですが(一応、あるにはあります)、延々と続く上り坂を息も絶え絶えに上り続ける心情などが実にリアルで、一緒に汗を流しているような共感を味わうことができます。
自衛隊がどうのといった陰謀などは無くても、充分読み応えがあります。

いや、実際のところ、桐沢の周りでは陰謀が渦巻いているのに、桐沢自身はひたすら自転車を漕ぐことだけを考えているわけで、桐沢を追う側だった尾形三佐もそんな桐沢の姿勢に惹かれていきます。

自転車、男の友情、それだけでたっぷりと楽しむことができる作品です。

最近はランニングばっかりで、あまり長距離を乗っていないのですが、年末年始は少し距離を伸ばしたくなってきました。

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