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zoom RSS 『自転車日記』 夏目漱石

<<   作成日時 : 2012/07/23 22:31   >>

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もう、今週末にはイギリスに向けて出発です。

ホントに、今更言っても仕方ないとは言いながら、なんで私なんだろ?

私の仕事をご存じの方には、やっぱり「なんで○○さんが?」って言われるくらい、私とイギリスって似合わないんですけどねぇ…。

『ちえぞう発狂す』なんていう電報が日本に届かないといいんですけど(^^;

漱石がイギリス留学中に精神を病んで(実はそうではなかったとも言いますが)、日本に『夏目狂セリ』と報じられたというのは有名な話ですが、下宿に籠もって動こうとしない漱石を見かねた下宿のおばさんが、漱石に自転車を覚えさせようとした顛末を記した『自転車日記』は、私の漱石トップ3に入る作品です。

ああ悲いかなこの自転車事件たるや、余はついに婆さんの命に従って自転車に乗るべく否自転車より落るべく「ラヴェンダー・ヒル」へと参らざるべからざる不運に際会せり

って…、どんだけつらかったんだ?というような描写ですが、結局漱石は自転車に乗れるようにはならず(その苦戦云うばかりなし、しかしてついに物にならざるなり)、「貴重な留学時間を浪費」しただけになってしまったようです。

でも、その無惨な体験をただの浪費にせず、ちゃんと作品に仕上げてしまうところがさすが漱石です。

漱石と言えば癇癪持ちで小難しいことばかり言っているような印象がありますが(えっ、私だけ?)、この『自転車日記』は初期の漱石の『吾輩は猫である』や『坊ちゃん』に通じる軽妙さがあります。

国語の教科書にも『こころ』みたいな重い小説じゃなくて、『自転車日記』を載せれば、漱石ファンも増えると思うんだけどなぁ。

さて、漱石は挫折してしまった自転車ですが、私はむしろ『イギリスでもせめて自転車くらいは乗りたいなぁ』と目論でいて、カンタベリー駅にレンタル自転車があるらしいことまでは把握しました。

問題は一人で借りられるかどうか、ですが…。

ちなみに、漱石が練習するのに与えられた自転車は婦人用だったようで、それも漱石のプライドを傷つけたようです。
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